ふまじめ業務日誌

芝のオンデマンド印刷、パネル、ラミネート加工の青陽社から業務に関するあれこれを発信します

ノーベル賞記念、三原色を考えてみます~概略篇

ノーベル物理学賞が決まりました、青色LEDに関する研究です。光の三原色の中で青色のLEDを作ることが困難でそれに道筋をつけたということらしいです。詳しいことはわかりませんがLEDテレビやブルーレイといった分野で身近に恩恵をうけています。

そんな中で私どもの仕事に関係のある「三原色」のことを書きます。

光の三原色というのはRGBの3つ、レッド、グリーン、ブルー。16進法で#FF0000、#00FF00、#0000FFです、16進法というのはRGBの三要素を16進法の数字にして2桁ずつ表記したものです。#FF0000は10進法だと(255,0,0)つまり赤100%、緑0%、青0%という色です。

色料(絵具)の三原色というのはCMYの3つ、ただし通常はこれにK(キー・プレート)を加えたCMYKで使用します。Cはシアン、Mはマゼンタ、Yは黄色。こちらは%表記で(C0,M100,Y100,K0)のように表現します。

RGBもCMYもそれぞれが基本の色で上記のようにそれぞれの割合で他のいろいろな色を表現できるのですがどこが違うのでしょう?

光には紫(波長が短い)から赤(波長が長い)まで人間の見える波長があってそれらが物質にあたって人間の目で色と感じます。

赤を例にとると、赤い紙などは光の中から赤の波長だけを反射しているということです、厳密にいうと赤以外の波長を吸収し赤が見えているということになります。実はこの吸収された波長はシアンです。16進法で

  • 赤 #FF0000
  • シアン #00FFFF

ですが、#FFFFFFから吸収される色を引いた値が見えている色で、この2色を補色と呼びます。補色はそれぞれを引き立てる効果があるのですがそれは今日は割愛します。


一方 CMY(K)はその赤を出す色料の配色で、その色に見えるように配合した色材の割合です。

CMYの3色でいろいろな色が作り出せるのですが、インクの特性上K(黒いインクですがKuroの略ではありません)を入れてCMYKとします。

次回は光の三原色にちょっとつっこみます。